【20年耐えた僕の結論】退職前のメンタルを守る。スマホバッテリー理論で乗り切る「仕組み」の力

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【20年耐えた僕の結論】退職前のメンタルを守る。スマホバッテリー理論で乗り切る「仕組み」の力

こんにちは咲矢です。

今回は、今まさに退職を考えている方、あるいはすでに退職が決まって「最後の日まであと少し」という状況にいる方へ向けて、ぼくの体験をお話ししたいと思います。

結論からお伝えします。

『退職前のメンタル維持には、根性ではなく「仕組み」が不可欠です』

みなさんは、今、仕事をしていて「心がすり減っている」と感じていませんか?

毎朝、目が覚めた瞬間に「あぁ、またあそこに行かなきゃいけないのか」と、体が鉛のように重く感じていませんか?

「あと少しで辞められる」と頭ではわかっているはずなのに。
どうしても一日が長く、永遠のように苦しく感じてしまう。

かつてのぼくも、まさにその一人でした。

ぼくは医療従事者として20年以上、必死に働いてきました。

医療従事者の現場は、常に「正確な判断」が求められる場所です。

一瞬の油断も許されない。
検体の数値一つで、その後の治療方針が左右されることもある。
ミスが許されない緊張感の中で、20年以上も神経を尖らせてきました。

……ぶっちゃけ、この緊張感を20年も続けるのは、なかなかにハードでした(笑)。

でも、ある時ふと気づいたんです。

「あ、もう無理だ。個人の『気合』だけでこの責任を背負い続けるのは、もう限界なんだな」

と。

そこからぼくは、仕組み化やAIといった「個人の意志力に頼らない世界」へと、藁をも掴む思いで舵を切りました。

今回は、ぼくが20年のキャリアの果てにボロボロになって悟った、「退職前の荒波を乗り切るためのメンタル防衛術」を共有します。

この記事が、今まさに限界の淵で踏みとどまっているあなたの、少しでも助けになれば、これ以上にうれしいことはありません。


目次

  • なぜ「気合」で乗り切ろうとしてはいけないのか
  • メンタルを「感情」ではなく「リソース」として捉える
  • 具体的な3つの防衛策
    1. Recovery First:攻めの休息を取り入れる
    2. Structure First:判断のコストを削ぎ落とす
    3. 「静かな生活」へのカウントダウンを可視化する
  • 最後に

■なぜ「気合」で乗り切ろうとしてはいけないのか

多くの人は、辛い状況になるとこう考えてしまいがちです。

「あと1ヶ月なんだから、気合で乗り切ろう」
「これまで頑張ってきたんだから、最後くらい格好良く終わらなきゃ」

でも、正直に言いますね。
これって、メンタルが崩壊する直前のサインなんです。

なぜなら、メンタルは「根性」という無限に湧き出る泉で動いているわけではないからです。

退職が決まっている時期というのは、実は人生の中でもトップクラスにエネルギーを消耗する時期です。

「誰にどれをどう引き継ぐか」という細かい調整。
周囲からの「辞める人」を見る視線。
そして、一歩踏み出した後の未来への言いようのない不安。

これらをすべて「気合」という精神論でカバーしようとするとどうなるか。

待っているのは、退職する頃には心が空っぽになり、念願の新しい生活をスタートさせるエネルギーすら残っていない……という悲しい結末です。

ぼくも退職直前は、毎日の「判断」という作業に心底疲れ果てていました。

定型業務以外に突きつけられる複雑な業務、その一つひとつに責任が伴う。
「判断を個人に押し付ける構造」の中にいる限り、個人の気合で解決できることなんて、本当にたかが知れているんです。

だからこそ、必要なのは「根性」ではなく、あなたを守るための「仕組み(Structure)」なんです。

■メンタルを「感情」ではなく「リソース」として捉える

ここで一つ、ぼくが大切にしている考え方を共有させてください。

メンタルを「今の気分」という抽象的なものではなく、「スマホのバッテリー」のような限られたリソースとして捉え直してみるんです。

朝起きたときは100%。

でも、職場でトゲのある人と話すたびに10%減り、
「辞める前にこのくらいはやっていけ」と残った責任がのしかかって20%減り、
「今後の人生どうしよう」と不安のループに入るたびに30%減っていく。

そう考えるとですね、やるべきことはたったの2つだけです。

  1. バッテリーの消費を極限まで抑える(仕組み化)
  2. 充電を最優先事項に据える(回復優先)

「頑張って耐える」のをやめて、「いかに消費を減らし、いかに効率よく充電するか」をゲームのように設計していくんです。

これが、ぼくが信じている「Structure First」と「Recovery First」という生き方です。

■具体的な3つの防衛策

では、具体的にどう動けばいいのか。
ぼくが実践して、命拾いをした方法を3つに絞ってお伝えします。

①Recovery First:攻めの休息を取り入れる

「疲れたから休む」のではなく、「疲れる前に、戦略的に休む」
これがRecovery First(回復優先)の本質です。

退職前は、意識的に「何もしない時間」をスケジュールに絶対的な予約として組み込んでください。

ぼくの場合、退職が決まってからは、休日はあえて「新しいスキルの学習」や「将来の準備」を一切捨てました。

ただ、テレビを観たりネットサーフィンを楽しんだりする時間を「最優先タスク」として死守したんです。

「将来の準備」や「退職後の1日のルーティーンを決めて実行する」といったことは退職前の有給消化期間にすると決めました。

「何かしなきゃ」という焦りは、すり減ったバッテリーには最大の毒になります。
今は、新しい人生のための準備期間ではなく、「戦場で負った傷を癒やすための療養期間」
それくらいに思って、自分を許してあげてください。

②Structure First:判断のコストを削ぎ落とす

「今日、どの服を着ようかな」「お昼は何を食べようかな」
こうした「微細な決断」ですら、今のあなたには重すぎる荷物になります。

だから、日常生活から決断を消し去る仕組みを作ってください。

  • 着ていく服をパターン化し、迷う余地をなくす
  • 昼食のメニューをルーティンにする(月曜はこれ、と決める)

仕事においても決断を消し去る仕組みを作るとよいです。

  • 仕事の引継ぎは「完璧」を目指さず、「チェックリスト」に機械的に落とし込む
  • やるべきタスクを紙に書き出して、完了したら線を引いて消す

引き継ぎを行っている中で問題が発生した場合は上司と共有することも大切です。

1人で責任というボールを抱え込まないようにしましょう。

「判断の責任を自分一人で抱え込まない仕組み」を作ること。
それだけで、脳のバッテリー消費は劇的に抑えられます。

③「静かな生活」へのカウントダウンを可視化する

人間が一番不安になるのは「終わりの見えないトンネル」を歩いているときです。

だからこそ、退職日までのカウントダウンを、あえて「カレンダーのマス目」として可視化してみてください。

ぼくは、手帳のマス目が一つずつ斜線で消えていくのを見るのが、一番の救いでした。
「昨日も1マス、静かな生活に近づいた」
「今日が終われば、この苦しみもあと8マスで終わりだ」

不透明な「不安」を、透明な「数字」や「マス目」に変えてしまう。
「わからない」という恐怖を、完了という達成感に変える「可視化」は、あなたのメンタルを守る最強の盾になります。

■最後に

退職前の時期は、孤独で、本当に辛いこともあると思います。

でも、どうか忘れないでください。

あなたがこれまで何年も、誰かのために戦い続けてきたその事実は、誰にも奪えません。

今は、もう誰かの顔色を窺って「正解」を出し続ける必要はないんです。

まずは、自分のバッテリーを守り、いたわってあげてください。

身銭を切って新しい環境に飛び込むのも、バリバリ活動するのも、エネルギーが満タンになってからで十分間に合います。

ぼくも、20年余りの勤務を終えて、ようやく自分自身を取り戻し、「静かな生活」の土台を作り始めたところです。

一緒に、少しずつ自分に優しい「仕組み」を作っていきませんか?

この記事が、あなたの心が少しでも軽くなるきっかけになれば、ぼくは本当にうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

咲矢

関連リンク:
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